海外展開進む中国企業の急増に伴い・・・
幕張メッセで開かれた「電子機器2025トータルソリューション展」は、プリント配線基板や半導体パッケージングなど、B2B向け電子機器の最新技術が一堂に集まる展示会です。
大手から中小・ベンチャーまで多彩な出展社が商談ブースを並べ活気にあふれていました。
会場では木工やトラスを多用した大規模ブースや、間仕切りやライティングに工夫を凝らした展示が目立ち、出展社のコスト投入がいっそう感じられます。
会場では中国企業のブースが多数並んでいましたが、当展示会に限らず、近年中国企業の出展数が一段と増加しています。
背景には、中国国内市場の成長鈍化を受けてコスト優位性を活かし海外展開を進めたいという狙いがあるようです。
加えて、中国企業は自国業者同士で取引を完結させる傾向が強く、日本でも中国系施工会社が台頭してきました。
こうした施工会社の中には、日本の防炎認定を取得していない中国製木工パネルを用いたり、安全性に疑問のある施工方法を採用したりするケースも見受けられます。
この状況では、ルールを厳守する日本の施工会社が価格面で不利になることは避けられません。(もちろん、真摯に規則を守る中国系施工会社も存在します)
そのため出展社は、施工を代理店任せにせず、事前に施工業者の信頼性を確認し安全性と品質を担保することが重要になってきます。
